物語中盤まで、NT-D発動時のサイコフレームは禍々しい「赤色」に発光していました。これはシステムが敵を「破壊すべき対象」と認識し、敵性感応波を遮断・攻撃している戦闘状態を示しています。
しかし、劇中クライマックスにおいて、バナージのサイコフレームは神秘的な「緑色(エメラルドグリーン)」へと発光色を変化させました。この「覚醒」が起きた理由は、バナージが敵を憎んで滅ぼすのではなく、他者を理解し、人類の可能性を信じる強い意思によってサイコフレームと完全共鳴(シンクロ)したためです。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でアムロ・レイがアクシズを押し返した際に放たれた「サイコフィールド(虹色の光)」と同質の現象であり、人の温かな想いがサイコフレームの未知の領域を引き出した瞬間でした。この極限状態においてユニコーンガンダムは、コロニーレーザーの直撃を防ぎきる強大なサイコフィールドを展開し、最終的には装甲からサイコシャード結晶を自生させる「結晶化(神獣化形態)」へと到達。宇宙世紀の軍事バランスを根底から揺るがす「ラプラスの箱の真相(宇宙世紀憲章第7条の条文)」を守り抜いたのです。