果肉感とほろ苦さが際立つ手作り甘夏マーマレードは、パンやヨーグルトのトッピングだけに留めておくにはあまりにも勿体ない万能調味料です。柑橘特有のクエン酸とナリンギンは、肉料理の油っぽさを中和し、奥深いコクを与えるソースのベースとして抜群の威力を発揮します。
最もおすすめしたいのが「豚肉や鶏肉のソテー用マーマレードソース」です。フライパンで肉を焼いた後、肉汁の残る鍋肌に甘夏マーマレード大さじ2、醤油大さじ1、白ワイン(または日本酒)大さじ1、粒マスタード小さじ1を加えて軽く煮詰めます。甘夏のビターな酸味と醤油の旨味が肉の脂と乳化し、高級ビストロのような深みのあるメインディッシュが一瞬で完成します。
また、サイドディッシュとしては「キャロットラペ」の隠し味に最適です。千切りにした人参に塩を振って水気を絞り、オリーブオイル、白ワインビネガーとともに甘夏マーマレードをティースプーン1杯加えるだけで、柑橘の香りが人参の青臭さを消し去り、デリ風の洗練された一品に昇華します。スイーツ用途では、バニラアイスや濃厚なベイクドチーズケーキに添えるのはもちろん、無糖の炭酸水で割って「クラフト甘夏スカッシュ」に仕立てるのも初夏の贅沢な楽しみ方です。