華やかなカルチャーの光の裏で、韓国経済の屋台骨であるハイテク分野は緊迫した局面を迎えている。特にサムスン電子が直面するAI半導体・高帯域幅メモリ(HBM)市場での競争激化は、国家全体の経済安全保障に直結する死活問題だ。
ソウル・龍山(ヨンサン)の大韓民国大統領府は、国家戦略産業としての半導体支援策を相次いで打ち出し、メガファブ(巨大半導体団地)の建設支援や税制優遇を矢継ぎ早に決定している。米中対立の狭間でサプライチェーンの強靭化をどう図るのか。巨大財閥と国家権力が一体となった生き残り戦略は、日本を含む周辺諸国のサプライチェーンにも極めて直接的な影響を及ぼし始めている。