伝説のC33ローレル街道レーサー仕様を紐解く上で、まず目を見張るのはその地を這うようなスタンスだ。2026年最新のシャコタン技術は、かつての「バネカット」や無理な車高調加工とは一線を画す。ワンオフで削り出された短縮ロアアーム、キャンバー角を自在に追従させるフルタップ式の車高調整キット、あるいは緻密なアライメント補正を可能にするデジタル制御エアサスペンションの導入により、フレームを着地寸前まで落とし込みながらもしなやかな走破性を両立させている。
ボディワークにおいても、当時の街道レーサーの文法を踏襲しつつ現代的なビルドクオリティが注入されている。フロントリップスポイラーから、板ハネ、スラントさせたワンオフのロングノーズ、さらには叩き出しとパテ埋めで滑らかに整形されたオーバーフェンダーまで、ミリ単位のチリ合わせが行われている。日産自動車株式会社が誇るピラーレスハードトップの流麗なフォルムは、過激なエアロパーツを纏うことで一層の凄みを増し、見る者を一瞬で釘付けにする。