「ハローキティの一本足打法」からの脱却も、今回確認された重要な構造変化だ。「シナモロール」「クロミ」「ポチャッコ」といったキャラクター群が、国内外で独立したメガIPとして強固なファンベースを確立。特に「クロミ」は、ちょっぴりダークで主張のある世界観が若年層の共感を集め、アジアから欧米にまで至る一大ムーブメントを巻き起こした。
日本国内およびアジア圏で加速する「推し活」需要への対応も見逃せない。ファンが自分の好きなキャラクターを組み合わせたり、アクリルスタンドやトレーディングカードをカスタムして楽しむような参加型商品・体験型イベントを次々と投入。単に商品を買わせるだけでなく、ファンの熱量をコミュニティ化して継続的な課金へ繋げるマーケティング手法が冴え渡っている。