「キンキ英語」の意味がヤバい?近大改名とKinki Kidsの衝撃真相

「キンキ英語」の意味がヤバい?近大改名とKinki Kidsの衝撃真相

「キンキ英語」の意味がヤバい?近大改名とKinki Kidsの衝撃真相とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

この発音の誤解によって、組織の存亡とグローバル展開に深刻な実害を被っていたのが、関西のマンモス私立大学である近畿大学です。かつて同大学の公式英語表記は「KINKI UNIVERSITY」でした。

しかし、海外の学術カンファレンスや国際シンポジウムにおいて、教員や研究員が「Kinki University」と書かれた名札を胸につけて登壇するたび、会場の外国人研究者から失笑を買ったり、「ミステリアスでいかがわしい研究機関なのか?」とからかわれたりする事態が数十年にわたり多発していました。特に留学生の誘致や海外提携校の開拓において、現地の保護者や教育関係者から「名前が不適切ではないか」と懸念されるケースすらあったのです。

大学広報部が残した記録や当時のプレスリリースによると、この問題は1990年代から学内で幾度となく議論されていました。そして決定打となったのが、大学の本格的なグローバル化戦略と2016年4月の「国際学部」開設です。

世界基準で通用する教育環境を目指すにあたり、英語名称が足かせになる状況を打破すべく、近畿大学は2016年4月1日をもって英文名称を「Kindai University」へ完全刷新しました。すでに日本国内で親しまれていた略称「近大(きんだい)」をそのまま採用することで、ブランド価値を損なわずにスラング問題を一掃する鮮やかなリブランディングでした。

高橋 健太
Author

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。