足を踏み入れた瞬間、誰もが息をのむのが2階に広がるモリソン書庫です。オーストラリア出身のジャーナリスト、G.E.モリソン博士が収集した約2万4,000冊もの東洋関係欧文文献が一堂に会するこの空間は、床から吹き抜けの天井まで三方を重厚な革装本が埋め尽くしています。間接照明に照らし出された背表紙のグラデーションは、クラシックな英国の図書館や魔法学校の書斎を彷彿とさせ、訪れる人の知的好奇心と美意識を強く刺激します。
しかし、東洋文庫ミュージアムの魅力はモリソン書庫にとどまりません。現場を歩くことで見えてくる、絶対に押さえておくべき3大見どころを整理しました。
- 知恵の小径(アプローチ):エントランスへと続く通路には、アジア各国の貴重な名言や格言が原語と日本語訳で刻まれており、日常から「知の世界」へと意識を切り替える見事な演出となっています。
- 国宝・重要文化財を含む企画展示:東洋文庫が所蔵する約100万冊のコレクションからテーマに沿って厳選公開される企画展は、歴史ファンのみならず初心者でも直感的に楽しめる解説パネルが充実しています。
- 回顧の路とディスカバリープレイス:浮世絵や古地図を高精細デジタル技術でインタラクティブに鑑賞できるコーナーなど、歴史資料を立体的に読み解く仕掛けが随所に散りばめられています。