和歌山の地元民にとって、夏のテレビ欄で最も熱狂的な視線が注がれるのが「全国高等学校野球選手権和歌山大会」の生中継です。テレビ和歌山は、紀三井寺公園野球場で開催される大会を1回戦から決勝戦まで連日徹底生中継する伝統を誇り、この期間中のタイムテーブルは高校野球優先の特別シフトへと切り替わります。
「仕事中や外出先でも試合の行方が気になって仕方がない」という声に応え、近年では地上波での実況生中継に加え、公式Webサイトや動画配信プラットフォームでのサイマル配信も充実。球場スタンドの応援風景や敗戦校のベンチ裏ドキュメントなど、地元局ならではの血の通ったカメラワークがSNS上でも毎年大きな反響を呼びます。
一方、NHK和歌山放送局(1ch)が平日夕方に届ける『ギュギュっと和歌山』は、県内各市町村の季節の話題から、紀伊半島の豊かな自然、南海トラフ巨大地震を見据えた防災企画まで、徹底した現地取材に裏打ちされた硬派かつ温かみのある報道で高い支持を獲得しています。WTVの機動力とNHKの重厚なドキュメンタリー性を使い分けることが、和歌山通の視聴者のスタンダードです。