Q1:耳垢が湿っている体質は、病気や生活習慣の乱れが原因ですか?
A1:いいえ、病気や生活習慣の乱れではありません。湿性耳垢はアポクリン汗腺の多さによるもので、遺伝子(ABCC11)によって生まれつき決定されています。体質そのものを変えることはできませんが、定期的に耳鼻科で清掃してもらうことでトラブルを完全に防ぐことができます。
Q2:耳垢塞栓になるとどんな症状が出ますか?
A2:主な症状は「耳が詰まったような圧迫感・閉塞感」「聞こえにくさ(軽度の難聴)」「自分の声が耳の中で響く(自声強調)」「耳鳴り」などです。お風呂やプールで耳垢が水分を吸って膨張し、急激に耳が塞がって発覚するケースが非常に多く見られます。
Q3:市販の点耳薬やオリーブオイルで耳垢をふやかして取る方法は安全ですか?
A3:自己判断での点耳薬やオイルの使用は推奨されません。鼓膜に微小な穴(穿孔)が開いていた場合に中耳炎を引き起こす危険があるほか、ふやけた耳垢が奥で固まり、かえって除去が難しくなるリスクがあります。耳鼻科では安全な医療用「耳垢水」を用いて処置を行います。
Q4:耳鼻科で耳垢掃除だけをお願いするのは迷惑になりませんか?
A4:全く迷惑ではありません。耳垢除去は保険診療として認められている正式な医療行為(耳垢塞栓除去)です。医師専用のマイクロスコープや吸引機を用いて数分で安全に処置してもらえるため、数ヶ月に1回の定期メンテナンスとして受診する患者は数多くいます。