灯籠とは?意味と歴史・種類から部位の名称やお盆の灯籠流しまで徹底解剖

灯籠とは?意味と歴史・種類から部位の名称やお盆の灯籠流しまで徹底解剖

灯籠とは?意味と歴史・種類から部位の名称やお盆の灯籠流しまで徹底解剖に関する基本知識を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

庭園や寺社に置かれる石灯籠は、その構造や設置形式によって大きく「立形(たちづくし)」「埋込形(うめこみ)」「雪見形(ゆきみ)」「野面形(のづら)」の4系統に大別されます。全国の石材加工組合の資料や庭園作庭規準に基づき、代表的な様式のスペックと特徴を比較検証します。

灯籠の名称・系統構造・外観の特徴主な配置場所・由来専門家の評価・適性春日灯籠(立形)基礎から宝珠まで全パーツが揃う六角形の端正な姿。竿の中央に節があり、鹿や雲の浮き彫りが多い。奈良・春日大社が発祥。社寺の参道や広大な日本庭園の主景(フォーカルポイント)。格式の高さは群を抜く。広さ15坪以上の庭でないと圧迫感を与えやすいため空間設計に注意が必要。雪見灯籠(雪見形)竿と基礎がなく、3〜4本の「脚(足)」で直接地面に立つ。笠が非常に大きく平らな形状。池の汀(みぎわ)や水際、築山の裾。水面に映る影や低木の茂み付近に配置。低重心で安定感があり、狭小庭園やモダン和風庭園にも極めて馴染みやすい万能型。織部灯籠(埋込形)基礎がなく、竿の下部を直接土中に埋め込む。竿の上部が十字状に張り出し、下部に人像の彫刻がある。茶人・古田織部好みとされる。露地の飛び石沿いや樹木の陰など、茶の湯の空間。無駄を削ぎ落とした侘びの美。高さを地面への埋め込み深さで微調整できる実用性を誇る。岬灯籠(置形)中台や竿を持たず、平らな自然石の上に火袋と笠を直接置く極めてシンプルな形状。池に突き出た岩の先端(岬に見立てた場所)や蹲踞(つくばい)の脇。人工的な主張が少なく、自然景観に溶け込ませる「野趣」の演出に最適。
山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。