巧妙化する隠蔽技術に対し、調査のプロである探偵・興信所業界はどう分析しているのだろうか。業界大手の原一探偵事務所による調査現場の知見によれば、どれほどスマホ上の工作を完璧にこなしていても、人間の行動パターンに現れる歪みまで消し去ることはできないという。
長年にわたり夫婦の修復や離婚問題に携わってきた夫婦問題カウンセラーも指摘するように、警戒すべき具体的なサインには以下のような行動の変化が挙げられる。
第一に、スマホを肌身離さず持ち歩き、入浴時やトイレにまで持参する回数が急増すること。第二に、家族の前でスマホ画面を下向きにして置く癖がつくこと。そして第三に、休日の外出理由が「友人とのランチ」や「一人での買い物」と曖昧になり、金銭の引き出しや電子マネーのチャージ履歴が不自然に増える点だ。さらに、パートナーに対する急な優しさや、逆に些細なことで激高する感情の起伏の激しさも、後ろめたさや葛藤の裏返しとして現れやすい。