歴代の朝ドラヒロインたちは、それぞれ異なる時代背景と苦難を背負って視聴者に勇気を与えてきた。連続テレビ小説「おむすび」で主演を務めた橋本環奈や、社会を生き抜く女性の力強さを演じきった伊藤沙莉の存在感は記憶に新しい。彼女たちが拓いてきた等身大のヒロイン像は、本作における女性の生き方の模索にも脈々と受け継がれている。
過酷な撮影現場にあっても、圧倒的な表現力で登場人物の心のひだをみずみずしく演じ分ける力。それこそが作品の質を底上げし、お茶の間の感動を誘う大きな源泉となっている。今回の妊娠をめぐるストーリーラインにおいても、主演キャストの繊細な表情の変化や声のトーンが、視聴者の心へダイレクトに響いている。