少女漫画に限らず、日本の漫画業界は世界に誇る一大コンテンツ産業だ。しかし、テレビドラマや映画への二次利用において、原作者の意向が軽視されるケースは過去にも散見された。今回の問題は、長年燻っていた「映像化における原作リスペクトの欠如」という課題を白日の下に晒す結果となった。
クリエイターが手塩にかけて育てたキャラクターや世界観は、単なる「映像のネタ」ではない。メディアミックスを主導する側が著作者人格権の重要性を正しく理解していなかった姿勢に対し、多くの漫画家や作家が声を上げ始めるきっかけとなった。