2026年現在、北海道の観光旅行産業は大きな転換期を迎えている。単に有名な観光施設を巡るスタイルから、その土地ならではの景観や自然の空気感を五感で味わう体験型の滞在へとシフトが加速している。
その中で、人工的なアトラクションではなく、農作業のために整備された道が奇跡的な造形美を生み出したジェットコースターの路は、地域にとってかけがえのない風景資源として再評価されている。国内外からの個人旅行者が増加する中、レンタカーやEVを利用したセルフドライブツアーの目的地として、その存在感は増すばかりだ。
一方で、観光客の増加に伴うマナーの向上も課題となっている。この道路は観光専用道路ではなく、地元農家の方々がトラクターやトラックで行き交う生活と生産の場だ。地域社会と観光が持続可能な形で共存するため、マナーを守った観光がこれまで以上に求められている。