CM契約を何本も抱え、情報番組で「良識派」や「家庭的」なキャラクターを演じる好感度タレントほど、一度ネガティブな裏話が流出した際のダメージは計り知れません。世間が抱くクリーンな幻想と、現場で露呈する高圧的な振る舞いとの落差が、暴露時の炎上を決定的なものにします。
元大手芸能事務所マネージャーの手記や関係者の証言によると、いわゆる「裏表の激しいタレント」には共通する行動パターンが存在します。衣装やメイクの些細な乱れに対してスタッフに長時間の説教を行う、ケータリングの銘柄に理不尽なこだわりを見せて現場を停滞させる、あるいは共演者の若手を楽屋裏で露骨に無視するといった事例です。
表舞台で求められる「完璧な人間性」を維持しようとするあまり、その重圧が近しいマネージャーや立場の弱いスタッフへの八つ当たりとして噴出してしまう構造があります。しかし、デジタル全盛の現代においては、かつてのように事務所の力でそうした現場の悪評をもみ消すことは困難になっています。