プロテインに潜むダニの多くは、体長約0.3〜0.5mmほどの「ケナガコナダニ」などのコナダニ類です。体が白く半透明であるため、乳白色やバニラ味、プレーン味のプロテインパウダーの中に紛れ込むと、静止している状態では粉の粒子と見分けることが極めて困難になります。
しかし、生きたダニが存在している場合、物理的な習性を利用することで誰でも自宅で確実に判別できます。異変を感じた際は、以下の3つのステップで確認作業を行ってください。
① 「黒い紙」の上に粉を薄く広げるテスト
黒い画用紙、折り紙の裏面、あるいは黒い平皿を用意し、その上にプロテインをティースプーン半分ほど薄く均一に広げます。強い照明やスマートフォンのライトを斜めから当て、息を止めて1〜2分間じっと観察します。粉の粒のように見えた白い点の一部が「モゾモゾ」と不規則に這うように動いていれば、高確率でコナダニが生息しています。
② パウダー表面の「不自然な波打ち・ダマ」を注視する
袋や保存容器を開けた際、表面がサラサラしておらず、まるで微風で砂漠の砂が動くように粉の表面が微細に揺れているケースがあります。また、スプーンで粉をすくった際に糸を引くような粘り気を感じたり、不自然な細かいダマが全体に広がっている場合も、ダニが大量発生している明確な兆候です。
③ スマートフォンのマクロモードや簡易顕微鏡による拡大確認
近年のスマートフォンに搭載されている高倍率マクロ撮影機能や、市販のポータブル顕微鏡(20〜60倍程度)をかざすことで、肉眼では捉えきれない触角や脚の動きをはっきりと捉えられます。静止画ではなく動画で撮影すると、動く異物がより鮮明に浮き彫りになります。