ネット上のまとめ情報やSNSでは、「まずは本のあらすじを詳しく書いて原稿用紙の半分を埋めよう」といった誤ったアドバイスが散見されます。しかし、コンクール審査員や学校現場において、読書感想文あらすじ評価は驚くほどシビアです。
評価者が読みたいのは「本のダイジェスト」ではなく、「その本を読んだことによって、あなたの中に起きた変化」です。ネットの俗説に惑わされないための3大原則を整理しておきましょう。
- 誤解1:あらすじを正確に書くほど高評価になる
実際は、全体の2割を超えるあらすじ記述は減点対象になり得ます。ストーリー解説は、自分の感想を伝えるための「最小限の前提条件」に留めるのが鉄則です。 - 誤解2:文豪の名作や分厚い学術書を選ばないと評価されない
背伸びして理解できていない本を選ぶと、借り物の言葉ばかりが並び説得力を失います。読書感想文すぐ書ける本として、身近な部活動や日常を描いたライトな作品を選び、等身大の言葉で綴るほうが遥かに高評価を獲得できます。 - 誤解3:立派な教訓や道徳的なまとめを書かなければならない
「これからはポイ捨てをやめようと思いました」のような取って付けたような道徳的結論は、審査員の印象に残りません。むしろ「主人公の行動にどうしても納得がいかなかった」「自分なら逃げ出していた」という違和感や反発こそが、オリジナリティ溢れる文章の源泉になります。