小島可奈子のキャリアを語る上で欠かせないのが、2003年に発表された写真集『叶(KANOU)』(撮影:篠山紀信)です。この作品は、単なるアイドルのイメージ写真集という枠を完全に超え、肉体美と芸術性を極限まで追求した本格的なアートヌード写真集として出版業界に大きな衝撃を与えました。
当時、多くのグラビアアイドルが20代後半を迎えるとキャリアの岐路に立たされる中、小島可奈子は篠山紀信のレンズを通して自らの肉体美を大胆に昇華させました。刊行当時の出版関係者や書評では「単なる露出ではなく、覚悟に裏打ちされた肉体表現」として高く評価され、累計発行部数でも異例のセールスを記録しました。
タイトルとなった『叶』という一文字には、グラビアタレントとしての集大成と、次のステージへ羽ばたく決意が込められており、彼女の代表作として今なお語り継がれています。