芸能人の兄弟姉妹に対しては、時に「どちらかのコネやバーターで売れたのではないか」という穿った見方がなされることがあります。しかし、伊藤兄妹のキャリアを時系列で詳細に分析すると、そうした推測が完全に的外れであることが明白になります。
まず、沙莉さんは9歳で『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』で天才子役としてデビューして以来、膨大なオーディションを受け続け、脇役から主役へと地道にステップアップしてきました。決して誰かの引き立てで現在のポジションを得たわけではありません。
一方の俊介さんも、吉本の劇場で何百本もの漫才を磨き上げ、M-1グランプリという一切の忖度が通用しない実力主義の賞レースで結果を残してブレイクしました。初期の共演を頑なに拒んでいたことからも明らかなように、二人は「実力で対等に肩を並べられるようになるまで共演しない」というプロフェッショナルとしての誇りを徹底していました。
ネット上に一部存在する「コネ疑惑」は、二人の泥臭い下積みと実力主義の歴史を知らないことによる明らかな誤解です。