滑川温泉を訪れる上で、最大の難所とされるのが滑川温泉福島屋のアクセス・道路状況です。米沢市街や福島市方面から国道13号線を経由し、板谷地区から山道(山形県道232号板谷米沢線)に入ると、約4キロメートル以上にわたって極端に道幅の狭い隘路(すれ違い困難な1車線道路)が続きます。
ガードレールのない断崖絶壁やブラインドカーブが連続し、対向車が来た場合は数十メートルにわたるバックやすれ違いポイント(待避所)での慎重な誘導が求められます。運転に不慣れなドライバーや車幅の広い大型車、車高の低いセダンなどは底を擦るリスクがあるため極めて危険です。
運転に少しでも不安がある方には、鉄道の利用を強く推奨します。JR奥羽本線(山形線)の秘境駅として名高い「峠駅」まで電車で向かい、滑川温泉福島屋の峠駅送迎サービス(宿泊者限定・要事前予約)を利用するのが最も安全で確実なアプローチです。名物「峠の力餅」を立ち売りするノスタルジックな駅舎から、宿の送迎車に揺られて山を登る道程は、それ自体が貴重な旅のハイライトになります。