ネット上には「お尻の痛みはお風呂で温めれば全て解決する」といった民間療法が散見されますが、これは半分正解で半分は致命的な間違いです。
誤解1:痛むときはとにかく入浴で温めればよい?
切れ痔や血栓性外痔核、筋肉の緊張による痛みであれば、入浴で血流を促し括約筋の緊張を緩めることで痛みが緩和します。しかし、肛門周囲膿瘍のような細菌感染症の場合、温めることで血流が増加し、かえって炎症と激痛が悪化します。「ズキズキと熱を持って腫れている」「微熱がある」ときは温めず、保冷剤をタオルに包んで患部を冷やしながら速やかに受診してください。
誤解2:血栓性外痔核は必ず手術が必要?
血栓性外痔核は見た目が大きく腫れ上がるため驚かれがちですが、強い痛みは最初の3〜5日をピークに自然と和らぎ、血豆自体も約2〜4週間で自然治癒(自然吸収)していくケースが大半です。耐え難い激痛がある場合を除き、必ずしも切開手術を行う必要はありません。