彼らの代名詞とも言える大ヒット曲「RPG」の裏には、実はバンドの空中分解寸前の危機が存在していた。制作当時、FukaseとSaoriの間で激しい意見の対立が勃発。Saoriが怒りのあまりスタジオを飛び出し、行方不明になるという事件が起きたのだ。
残されたメンバーが必死の捜索を続け、無事に再会を果たした夜、溢れ出る感情をそのまま曲へと昇華させたという。歌詞にある「大切なものを目指す過程で、一人じゃないと気づいた」というラインは、まさにこの喧嘩と仲直りのリアルな実体験から生まれたものだ。こうして誕生した最高峰のファンタジー・ロックは、国民的アニメの映画主題歌としても大ヒットを記録し、バンドの運命を大きく変えることとなった。