福岡の変革を語る上で欠かせないのが、航空法の高さ制限緩和を契機に始動した「天神ビッグバン」と「博多コネクティッド」の二大都市再開発プロジェクトだ。旧来のオフィスビルが次々と耐震性・感染症対策・環境性能を備えた最新鋭の超高層複合ビルへと生まれ変わり、都市景観は数ヶ月単位で塗り替えられている。
この巨大再開発は、単なる建設ラッシュにとどまらない。民間投資を呼び込むための規制緩和策と連動し、国内外から先進的なIT企業や金融機関の拠点が集積し始めている。街路樹の整備や広場の新設など、歩行者中心のウォーカブルな街づくりが加速し、都市機能の利便性は飛躍的に向上した。経済の活性化によって得られた税収が、巡り巡ってデジタル行政や市民サービスの高度化へ再投資される好循環が生まれている。