石垣島の中央北寄りにそびえるバンナ岳。その山麓一帯を取り囲むように整備されているのが県営の森林公園だ。沖縄県庁が主導して保全・管理を行っており、園内は特徴の異なるAからEまでの5つのゾーンに区分されている。
ドライブに最適なバンナスカイラインが走るゾーン、子ども連れで賑わう大型遊具エリア、そして手つかずの自然が色濃く残る森林散策エリアまで、表情は実に多彩だ。標高は230メートルほどだが、周囲に視界を遮る高層建築や山並みがないため、頂上付近からは360度の大パノラマが展開する。海辺の強い日差しを避けつつ、木陰の涼風を感じながら亜熱帯の生態系に触れられる場所として、観光客のみならず地元住民の憩いの場としても深く定着している。