皮膚科の保険適用はどこまで?シミ・ほくろ・イボ治療の境界線と費用

皮膚科の保険適用はどこまで?シミ・ほくろ・イボ治療の境界線と費用

皮膚科の保険適用はどこまで?シミ・ほくろ・イボ治療の境界線と費用に関する疑問を丁寧にまとめました。詳細な解説をご確認ください。

ネット上の掲示板やSNSを調査すると、「皮膚科を受診したら思っていた対応と違った」という戸惑いの声が数多く投稿されています。大手質問サイトやコミュニティでは、次のようなリアルな体験談が頻繁に交わされています。

「顔の黒ずみをシミだと思って近所の皮膚科に行ったら、『これは老人性色素斑だから保険は使えないよ』と一蹴された。数千円でレーザー照射してもらえると思い込んでいたのでショックだった」(30代女性・SNS投稿より)

「首回りにできた小さなポツポツをイボ取り目的で受診したところ、ウイルス性ではなく加齢に伴うアクロコルドンと診断された。ハサミでの切除や液体窒素は保険で対応してくれたが、跡を極限まで綺麗に残さないレーザー治療を希望するなら自費になると説明を受け、納得して選択した」(40代男性・Q&Aサイトより)

都内で皮膚科クリニックを開業する日本皮膚科学会認定専門医は、取材に対して現場の実状を次のように証言しています。

「『SNSで皮膚科ならシミ取りが激安でできると見た』と来院される方が毎日のようにいらっしゃいます。しかし、日光黒子や肝斑を保険病名にすり替えてレーザー照射を行うことは、明確な不正請求です。一方で、足の裏のタコだと思って長年削り続けていた病変が、実は難治性のウイルス性イボ(尋常性疣贅)であり、保険診療による液体窒素療法でようやく完治したケースもあります。自己判断で美肌ケアとして処理しようとせず、まずは疾患かどうかの鑑別を受ける姿勢が重要です」

このように、患者側が「美容の悩み」と捉えているものの中に感染症や腫瘍が隠れているケースもあれば、逆に「皮膚の異常」と訴えても制度上は自費治療に区分されるケースもあり、現場の医師による視診とダーモスコピー検査による客観的診断が欠かせません。

阿部 裕樹
Author

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。