ネット上の掲示板やSNS、合格体験談を精査すると、独学に必要な勉強時間は化学系出身者で50〜80時間、文系・完全初学者で120〜180時間が現実的な相場です。
「乙4に受かった勢いで甲種を受けたら、物理化学の計算で手も足も出なかった」という声は少なくありません。合否を分ける最大の境界線は、各科目で正答率60%以上を同時に達成しなければならない「足切りライン」にあります。
法令が満点近く取れても、物理化学が5問中2問不正解で59%になれば容赦なく不合格となります。実際の受験生がつまずきやすいポイントは、第1類から第6類までの危険物の「指定数量」「貯蔵方法」「消火剤の適応性」が頭の中で混ざり合う現象です。現場実務で第4類しか扱ったことがない技術者ほど、無機化合物主体の第1類や第3類の知識定着に苦戦を強いられます。