基幹バス路線のデジタル化と並行して進むのが、柴橋正直岐阜市長が掲げるスマートシティ構想と地域MaaS(Mobility as a Service)の深化だ。岐阜市では、中心市街地と郊外の住宅地を結ぶきめ細やかな移動手段として岐阜市コミュニティバス(ふれあいバス等)の運行を継続的に強化してきた。
幹線を走る岐阜バスと、各地区を網の目のように結ぶコミュニティバスの運行データを統合的に可視化する試みは、高齢者から学生まで幅広い層のラストワンマイルを解消しつつある。行政と民間事業者が共通のデータ基盤上で手を取り合うことで、地方都市特有の交通空白地帯を埋める実践的なモデルケースが形作られている。