大手企業の調達・開発部門におけるオープンイノベーションの機運は、これまでにない高まりを見せている。従来のような「固定化した取引先への発注」では、急速に進む技術革新や製品サイクルの短縮に対応しきれなくなってきたからだ。大手メーカーのバイヤー陣は今、自社の課題を即座に解決できる高い技術力を持つ優良企業を、プラットフォーム上で血眼になって探している。
実際の現場では、J-GoodTech(ジェイグッドテック)を介した引き合いから、わずか数週間で試作開発の合意に至るケースが相次ぐ。かつては紹介状なしでは門前払いだった大手企業のリサーチ担当者が、自らニッチな技術を持つ企業にアプローチを仕掛ける図式が定着。オープンなビジネスマッチングが、従来の業界秩序を塗り替えつつある。