手足口病は学校保健安全法において「学校において予防すべき感染症」の明確な出席停止期間が定められておらず、大人の就業制限に関しても感染症法上の法的な出勤停止義務はありません。
しかし、現実問題として大人が手足口病を発症した場合、仕事を休む期間は3〜5日程度必要になるのが通例です。法的な強制力がなくとも、以下の理由から無理な出勤は推奨されません。
第一に、高熱や足裏・手先の激痛により、通勤や業務の遂行そのものが物理的に不可能な状態になるためです。第二に、手足口病のウイルスは症状が治まった後も、呼吸器(飛沫)から約1〜2週間、便中からは2〜4週間にわたって排出が続くため、社内での二次感染源になるリスクがあります。
【プロの結論】職場復帰の目安と感染拡大を防ぐ行動基準
職場復帰のタイミングは、「解熱後24時間以上が経過し、喉の痛みや水疱の痛みが治まって通常の食事が取れる状態」が最低条件です。復帰後も数週間はトイレ後の石鹸による手洗いを徹底し、共用タオルの使用を避けるなど、周囲への配慮を怠らないことが社会人としての必須マナーとなります。