作画と演出の圧倒的な熱量も見逃せない。アニメーション制作を担当した亜細亜堂は、長年培ってきた技術を結集し、暗闇を縦横無尽に駆け巡るダイナミックな殺陣を描き出した。瓦礫が飛び散る手に汗握る体術、刃と刃が重なり合う金属音、素早い身のこなし。
配給を手掛けた松竹の力強いバックアップもあり、単なるテレビシリーズの延長ではない、大劇場で観るべき「一本の映画」としての完成度を見事に確立させた。手描きアニメーションの美しさと迫力が同居した戦闘パートは、現代の忍者アクションアニメにおける最高峰の一翼を担っている。