オーガストは何月?8月の由来と皇帝の逸話・英語の覚え方を徹底解説

オーガストは何月?8月の由来と皇帝の逸話・英語の覚え方を徹底解説

オーガストは何月?8月の由来と皇帝の逸話・英語の覚え方を徹底解説についての真相を徹底解説します。

多くの人が「ジュライ(July)」と「オーガスト(August)」の順序で混乱する背景には、この2つの月が古代ローマを代表する2大英雄の継承関係そのものであるという歴史的経緯があります。

7月である「July」は、終身独裁官としてユリウス暦を制定したユリウス・カエサル(Julius Caesar)の名前にちなんで命名されました。カエサルの暗殺後、彼の養子となりローマ帝国初代皇帝に登り詰めたのがアウグストゥスです。つまり、「偉大な養父カエサルの7月(July)」に続いて「初代皇帝アウグストゥスの8月(August)」が並んでいるという歴史的血統の連続性が、現在の7月と8月の並び順を決定づけています。

ここでカレンダー愛好家や学習者の間で長年語り継がれてきた有名なエピソードがあります。「8月が31日ある理由」に関する逸話です。

長年、巷では「もともと8月は30日までしかなかったが、アウグストゥス皇帝がカエサルの7月(31日)より日数が少ないのを嫌がり、自分の見栄のために2月から1日を奪って8月を31日に増やした」という俗説がまことしやかに語られてきました。

しかし、近年の暦学および古代ローマ史の碑文研究(ファスティ暦の発掘調査)により、この説は中世13世紀の天文学者ヨハネス・デ・サクロボスコが著作の中で創作した誤った記述が後世に拡散したものであることが判明しています。実際の史料分析によると、紀元前45年にユリウス・カエサルが太陽暦を導入した時点で、8月(Sextilis)はすでに31日として割り振られていました。アウグストゥスが見栄で日数を操作したという話は歴史的事実ではなく、中世に生まれた都市伝説に過ぎません。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。