ネット上や一般的な防犯意識の中には、SIMスワップ詐欺に関して重大な誤解がいくつか蔓延しています。
誤解1:「複雑なパスワードを設定しているから自分は大丈夫」
これは最も危険な思い込みです。SIMスワップ詐欺の標的はパスワードではなく「パスワードのリセット機能」です。電話番号さえ奪われれば、どれほど強固なパスワードを設定していても、SMS宛てに送られる再設定リンクから一瞬で書き換えられてしまいます。
誤解2:「怪しいサイトを開かなければ情報漏洩などしない」
自分のITリテラシーが高くても、利用している通販サイトや過去に利用した宿泊施設、業務委託先などから氏名・住所・電話番号が流出している可能性は排除できません。情報漏洩は個人の過失とは無関係に発生します。
誤解3:「格安SIM(MVNO)だから狙われない」
大手キャリアだけでなく、MVNOでもWeb窓口の本人確認の甘さやアカウントハックを起点としたeSIM不正再発行被害が発生しています。利用している事業者に関係なく、電話番号を所持しているすべてのユーザーが潜在的なターゲットです。