現場の実務担当者や一般ユーザーが「コア」という言葉に直面した際、どのような混乱や摩擦が起きているのか。ビジネスコミュニティや社内アンケート等で報告される実態を検証します。
ある大手IT企業の中途採用者向け研修資料の調査では、配属直後の若手・中堅社員から「社内で『うちのコアバリューに合わない』『コア事業に注力する』と言われるが、何がコアで何がノンコアなのか線引きが人によってバラバラで混乱する」という声が多数寄せられていました。
また、マーケティング現場のヒアリングでは、「コア層に向けた施策ばかりを打った結果、既存顧客の内輪ノリが強まり、新規のライト層が入り込めなくなって売上が先細りした」という手痛い失敗談が報告されています。コアを意識するあまり、周辺視野を閉ざしてしまう弊害は少なくありません。