鼻は顔の中でも皮脂腺が極めて発達しており、皮膚の張りが強いため、「傷跡が治癒する過程で赤みや凹みが残りやすい部位」として知られています。そのため、ほくろの大きさ・深さ・隆起の有無に応じて最適な術式を選択することが、術後の仕上がりを左右します。
鼻のほくろにおける「くり抜き法」の回復経過とリアルな実態
鼻先や小鼻の根深いほくろに対して頻繁に採用されるのが、専用の円形メスで病変を円柱状にくり抜く「くり抜き法」です。この手法はメスで周囲を大きく切らないため、鼻の自然な丸みを損なわずに済むメリットがあります。
実際の術後経過は以下のステップを辿ります。
- 術後〜1週間:くり抜いた部位がすり鉢状に凹み、浸出液が出ます。軟膏を塗布しハイドロコロイドテープ等で徹底的に湿潤環境を保ちます。
- 2週間〜1ヶ月:底面から新しい皮膚組織(肉芽)が盛り上がり、上皮化が完了します。テープ保護を終了し、日焼け止めケアへ移行します。
- 3ヶ月〜半年:一時的に毛細血管の拡張による赤みや軽度の陥没が生じますが、新陳代謝とともに徐々に周囲の肌色へと馴染んでいきます。