騒動の発端となったのは、2026年4月4日付けの日本経済新聞朝刊に掲載された全面広告でした。『ヤングマガジン』に連載されていた『月曜日のたわわ』単行本第4巻の発売を告知するもので、メインヒロインである女子高生「アイちゃん」のイラストとともに、「今週も、素敵な一週間になりますように」というキャッチコピーが添えられていました。
『月曜日のたわわ』は、月曜日の朝に憂鬱な気分を抱える社会人に向けて、豊かな胸を持つヒロインたちとの心温まる(あるいは少々刺激的な)日常を描くショートストーリーです。もともとTwitter(現X)で毎週月曜日に投稿されていたweb発の人気コンテンツであり、読者の多くはその作風を「週初めの癒やし」として好意的に受け止めていました。
しかし、掲載媒体がビジネスパーソン向けの全国紙である日本経済新聞だったことが、議論に火をつける最大の要因となりました。「未成年である女子高生の胸部を強調したイラストが、朝の全国紙の全面を飾るのは不適切ではないか」「働く男性の癒やしとして女性の身体を消費する構図がステレオタイプを助長している」といった批判の声がSNSを中心に一気に噴出。比村奇石氏の炎上経緯を追う読者だけでなく、普段漫画を読まない一般層にまで波紋が広がることになりました。