しりとりにおいて最も強力な攻め筋の一つが、相手に「る」を渡す「る攻め」です。日本語の名詞には「る」から始まる言葉が極端に少ないため、「ず」から始まって「る」で終わる単語はまさに決定打となります。
代表格となるのがズール(Zulu)です。アフリカ南部の民族名や旧王国名(ズールー)として知られ、世界史の教科書にも掲載される正式な固有名詞です。さらに、カメラ機器などの部品名であるズームダイヤルや、ルアーフィッシングの有名ブランドであるズイールなども、専門用語を許容する対戦では強力な選択肢となります。
また、「ず」で返ってきた球を再び「ず」や「ぢ」「ぷ」などの難関濁音で返す『濁音返し戦術』も極めて有効です。例えば、相手が「チーズ」と振ってきた場合に対し、こちらは「ずわいがに(に)」や「図鑑(※んが付くため不可)」ではなく「頭痛(ずつう)」「図録(ずろく)」と返すことで、相手に次のターンで厳しい音を要求できます。