技術の進化は薬剤だけに留まらない。現場のトップアーティストたちの発想が、ストレート施術の可能性をさらに押し広げている。世界的な評価を受けるカリスマ美容師の京極琉氏をはじめとするトップスタイリストたちは、髪の「面」で見せる光の反射角度や、カラーリングとの同時施術におけるダメージコントロールを徹底的に研究してきた。
彼らが提唱するのは、単に癖を伸ばす作業ではない。一人ひとりの髪の太さ、水分の含有量、過去の施術履歴をミクロ単位で診断し、セクションごとに薬剤の塗布量と放置時間を変えるオーダーメイドの技法だ。熟練の手技とセンスが合わさることで、手ぐしを通すだけでサラリと揺れる、命の宿ったツヤ髪が生み出される。