日が落ちて天童温泉に灯りがともる頃、街は昼間とは異なる表情を見せ始めます。温泉街の情緒溢れる小道には、山形の豊かな自然が育んだ地酒を傾けられる銘店が静かに暖簾を掲げています。山形県産の出羽燦々や出羽の里といった酒米で醸された日本酒は、スッキリとした切れ味と芳醇な香りが自慢です。
温泉でじんわりと身体を温めたあとに訪れる居酒屋巡りは、旅の醍醐味そのもの。季節の山菜や新鮮な鮎、地元産のブランド豚を使った焼き鳥など、酒の肴も極上の一品ばかりです。暖簾の奥から聞こえる店主や地元客の温かい方言の会話に耳を傾けながら、夜長をゆったりと楽しむひとときは格別です。