近年の映像技術の革新は、アニメ制作スタジオの個性をより際立たせている。なかでも極限まで磨き上げられたアクション作画とダイナミックなカメラワークで世界のファンを熱狂させているのが株式会社MAPPAだ。緻密な背景美術と息をのむ戦闘シーンの連続は、まさに大スクリーンのために設計された映像芸術と言える。
一方で、社会現象を超えた世界的ムーブメントとして歴史を塗り替えたのが劇場版「鬼滅の刃」である。炎や水の演出が巨大スクリーンで躍動する圧倒的な映像体験は、従来のファン層を遥かに超えた大衆を劇場へと駆り立てた。こうした作品の成功が刺激となり、アニメ映画業界全体で「劇場クオリティ」の基準が底上げされ、世界中の観客が日本の劇場公開作に熱い視線を注ぎ続けている。