東海道新幹線において現在最も切実な課題の一つが、急増したインバウンド観光客への情報伝達だ。台風になじみのない外国人は、なぜ晴れている東京駅で大阪行きの列車が止まっているのかを理解できず、パニックに陥りやすい。
主要駅では多言語対応のAI案内モニターやデジタルサイネージがフル稼働しているものの、SNS上で錯綜する誤情報に惑わされる外国人旅行者も少なくない。観光庁や各鉄道会社は専用アプリを通じたプッシュ通知を強化しているが、現場の駅員による英語・中国語での直接ケアとテクノロジーの融合は、依然として現場の重い課題として横たわっている。