大宮駅を攻略するなら、東西のエリア特性を理解しておくのが鉄則だ。東口は、どこか懐かしい雑多なエネルギーが満ちるゾーン。すずらん通りや南銀座の入り組んだ路地には、深夜まで明かりを灯す名店や、豚骨の野性味を前面に出したパンチのある一杯が潜んでいる。夜風に吹かれながら、飲みの締めに立ち寄るにはこれ以上ないロケーションだ。
一方の西口は、再開発による近代的な街並みの中に、洗練されたこだわり派の店舗が点在する。素材の無化調にこだわる淡麗系の名店や、女性一人でも気軽に入りやすいスタイリッシュなカウンター割烹スタイルの店が目立つ。同じ駅前でありながら、線路を挟むだけで全く異なるカルチャーが広がる点も、歩く者の探求心を刺激してやまない。