日本の俳優界において、これほどまでに自身の肉体をアピールし、それを武器にする役者は珍しい。一部からは「見せびらかしているだけではないか」という声も上がるが、本質はそこではない。竹内にとって、肉体は役柄の感情やバックグラウンドを表現するための「言語」なのだ。
言葉で語るよりも、その背中や傷だらけに見える筋肉の質感が、キャラクターの生きてきた過酷な人生を雄弁に物語る。彼はインタビューで「役の説得力は、佇まいから生まれる。そのために身体を作るのは、衣装を着るのと同じくらい当然のこと」と語っている。このプロフェッショナリズムこそが、彼を一流の表現者たらしめている。