花火大会の開催をめぐっては、地域住民の間でも激しい論争が巻き起こっている。夜間の騒音やゴミの散乱はもちろんのこと、住宅街への違法駐車や私有地への無断立ち入りなど、一部のマナー違反者による生活環境の悪化に耐えかねた住民からの苦情が行政や警察へ殺到。大会中止を求める署名活動にまで発展するケースも出ている。
一方で、地元のホテルや飲食店、観光業者にとっては夏の稼ぎ時であり、経済的打撃は死活問題だ。「地域活性化のシンボルを一度失えば、二度と再開できない」という焦りも強い。伝統と生活、経済効果と安全対策の間で、地元コミュニティの分断は深まるばかりだ。