2026年に入り、東京のフードシーンは「本物志向」と「健康的満足感」への回帰がさらに顕著になっている。その中心地に浮上したのが両国だ。かつては相撲観戦のついでに食べる「観光グルメ」と捉えられることもあったが、現在の評価はまったく異なる。
「海外からの旅行客が激増した理由? それは圧倒的なタンパク質と野菜の量、そして油を使わない調理法ですよ」と、両国で30年暖簾を守る店主は明かす。高タンパク・低カロリーでありながら、胃の底から満たされる満足感。グローバルな健康意識の高まりと、日本の出汁文化への深い関心が合致した結果、両国の街は連日予約の取れない熱狂に包まれている。