かつて敷居が高いと思われがちだったエスニック料理の概念を覆したのが、株式会社ターリー屋の創業者である吉川浩志氏だ。同氏が掲げた「日本の定食文化と本場のカレーの融合」という着想が、まさに定食風カレーという画期的なカテゴリーを生み出した。
これまでマニア向けになりがちだったインドカレー業界において、ワンプレートに複数のカレー、特大ナン、ライスのすべてを盛り込む「ターリー(大皿)」スタイルは、忙しい日本の働く人々にとって最高の合理性と満足感を提供した。今やこのビジネスモデルは、単なる一過性のブームを超え、和洋中に続く「第四の定食」として確固たる地位を築いている。