内館牧子の「娘」説を検証!独身を貫く背景と作品に宿る家族像

内館牧子の「娘」説を検証!独身を貫く背景と作品に宿る家族像

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内館牧子という名を聞いて、多くの人が思い浮かべるのがNHKの連続テレビ小説『ひらり』だろう。大相撲が大好きなヒロインを主人公に据え、個性の強い姉妹や家族のやり取りを描いた同作は、当時の社会現象となった。登場人物たちの台詞回しには、従来のホームドラマにあった「ステレオタイプな理想の家族」へのアンチテーゼが込められている。

さらに、大河ドラマ『毛利元就』では、戦国時代の武将たちの血縁関係や権力闘争、肉親同士の相克を重厚な劇中劇として昇華させた。彼女が描く人間は決して綺麗事だけでは動かない。血が繋がっているからこそ生じる嫉妬、愛憎、自立への葛藤。独身である彼女自身が客観的に家族というシステムを解剖してきたからこそ、これらの「家族ドラマ」や「ヒューマンドラマ」は圧倒的なリアリティを放つのだ。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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