2026年に本格的な試行・拡大が行われているのが、時間帯によって通行料金を変動させるロードプライシング(ダイナミック・プライシング)制度だ。深夜帯の割引拡大や、混雑がピークを迎える日中帯の上乗せ料金設定により、交通量の時間分散が図られている。
実証実験のデータによれば、ピーク料金の設定により、ピーク時の交通量が最大15%程度ピーク外の時間帯へとシフトした。しかし、料金改定の切り替わり直前の時間帯にETCゲート手前で調整走行を行う車が集中するなど、新たな局所的混雑という想定外の課題も浮き彫りになっている。制度の定着とともに、ドライバー側の意識変化も過渡期を迎えているといえる。