本作のミステリーの起点となるキーパーソン・森川栄治を演じたのは生田斗真さんです。病弱でありながらどこか達観し、自らの死期を悟った上で「僕を殺した犯人に全財産を譲る」という奇妙な遺言を残した栄治。生田さんは儚げな佇まいの中に底知れない知性を秘めた栄治を繊細に演じました。さらに生田さんは、栄治の兄で遺産相続を辞退し研究に没頭する森川富治役としても出演。全く異なる温度感を持つ兄弟の「一人二役」を見事に演じ分け、視聴者を驚かせました。
また、森川家の従姉妹・森川紗英役を演じた関水渚さんの熱演も見逃せません。栄治に対して異常なまでの好意を寄せ、麗子に対して激しい嫉妬と敵対心を剥き出しにする紗英は、感情の起伏が激しい激情型のキャラクターです。遺言状を巡る親族会議で見せた鬼気迫る表情や、予測不能な行動の数々は物語のサスペンス度を一気に引き上げ、若手実力派としての存在感を決定づけました。