戦場は映画館の巨大スクリーンだけにとどまらない。手のひらのスマートフォンの中にも、広大な消費市場が広がっている。愛奇芸(iQiyi)や騰訊視頻(Tencent Video)といった大手動画配信プラットフォームでは、配信専用のウェブ映画(網絡電影)や短尺ドラマ(微短劇)が凄まじいスピードで量産されている。
アルゴリズムが弾き出す視聴者の嗜好に合わせ、数分に一度のペースでスカッとするカタルシスを供給する。過酷な現代社会に疲れた都市部の若者や地方都市のユーザーが、通勤電車の中で愛国コンテンツを日常的に消費していく。プラットフォーム側も当局の歓心を買うため、こうした作品をトップページで強力にプロモーションする共生関係が完成している。