デイブレイクフロントラインの意味と歌詞解釈|夜明けの最前線へ

デイブレイクフロントラインの意味と歌詞解釈|夜明けの最前線へ

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本作の説得力を決定づけているのが、デイブレイクフロントライン 元ネタと背景に横たわる、作者Orangestar自身の人生のドラマです。

Orangestarは、高校時代を過ごしたアメリカから帰国後、ボカロPとして『アスノヨゾラ哨戒班』や『雨き声残響』などのメガヒットを連発しました。しかし、名声の絶頂にあった2016年後半、信仰する末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教活動(伝道活動)のため、約2年間にわたってすべての音楽活動・インターネットから離れることを決断します。本作『DAYBREAK FRONTLINE』は、その活動休止直前、2017年1月にリリースされた2ndメジャーアルバム『SEASIDE SOLILOQUIES』のラストを飾る事実上の置き土産として、2016年12月にネット上に公開されました。

当時のインタビューや関係者の証言によると、2年間の空白期間はクリエイターとしてキャリアの断絶を意味しかねない大きなリスクでした。しかし、彼は自らの信仰と信じた道へ進むことを選びました。「先が見えない暗闇であっても、自らの足で一歩を踏み出せば必ず光は見えてくる」――この曲に込められた切迫感と強烈な肯定感は、作者自身の人生を懸けた決断そのものが投影されていたからに他なりません。

ボーカルに起用されたIAの澄み切ったクリアな声質、そして盟友M.B氏による夜から朝へと移ろうグラデーションのアートワークは、旅立ちの緊張感と胸の高鳴りを見事に昇華させています。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。